国庫支出金は277億915万余円で、前年度に比較して10.85%の増となっており、これは主として、
子どものための教育・保育給付に係る制度改正に伴う国庫負担金の増及び
青森操車場跡地周辺整備推進
事業などの都市再生整備計画
事業交付金の増によるものであります。
県支出金は84億623万余円で、前年度に比較して9.09%の増となっており、これは主として、
子どものための教育・保育給付に係る制度改正に伴う県負担金の増によるものであります。
市債は145億5391万余円で、前年度に比較して16.00%の増となっており、これは主として、
青森駅周辺整備推進事業などの都市計画
事業に係る市債発行の増によるものであります。
次に、歳出についてでありますが、総務費は109億2893万余円で、前年度に比較して17.79%の増となっており、これは主として、庁舎等整備
事業に係る新市庁舎建設等に伴う工事請負費の増によるものであります。
民生費は568億6525万余円で、前年度に比較して4.08%の増となっており、これは主として、私立
保育所等運営
事業に係る扶助費の増によるものであります。
衛生費は74億8337万余円で、前年度に比較して11.01%の増となっており、これは主として、病院
事業会計負担金の増によるものであります。
土木費は147億1125万余円で、前年度に比較して25.94%の増となっており、これは主として、
青森操車場跡地周辺整備推進
事業に係る用地購入費の増によるものであります。
教育費は101億5576万余円で、前年度に比較して6.04%の減となっており、これは主として、小柳
小学校校舎等改築
事業の終了に伴う減によるものであります。
なお、
一般会計の翌年度への繰越額につきましては、
青森駅周辺整備推進
事業など、23
事業の67億7079万余円となっております。
次に、財産区特別会計を除く10の特別会計について御説明申し上げます。
特別会計全体では、当初予算額は、前年度に比較して2.58%減の893億6252万余円でありましたが、その後、37億2666万余円を
増額補正し、さらに、前年度からの繰越額として6億9156万余円を加えた結果、歳入歳出予算現額は、937億8075万余円となりました。
これに対しまして決算額は、歳入が前年度に比較して2.28%減の922億5831万余円、歳出が前年度に比較して1.53%減の910億8236万余円となり、歳入歳出差引き残額は11億7595万余円となりましたが、下水道事業特別会計における翌年度へ繰り越すべき財源8万余円を差し引いた実質収支額は、11億7586万余円となりました。
次に、主な特別会計について御説明申し上げます。
初めに、競輪事業特別会計でありますが、予算現額156億7423万円に対しまして、決算額は、歳入が156億5019万余円、歳出が152億7704万余円となり、歳入歳出差引き3億7315万余円の実質収支額となりました。
次に、国民健康保険事業特別会計でありますが、予算現額298億3361万余円に対しまして、決算額は、歳入が288億5774万余円、歳出が288億3703万余円となり、歳入歳出差引き2071万余円の実質収支額となりました。
次に、下水道事業特別会計でありますが、予算現額123億5885万余円に対しまして、決算額は、歳入が118億3391万余円、歳出が114億3964万余円となり、歳入歳出差引き残額は3億9426万余円となりましたが、公共下水道汚水処理施設整備事業など、2繰越事業に係る翌年度へ繰り越すべき財源8万余円を差し引いた実質収支額は、3億9417万余円となりました。
次に、介護保険事業特別会計でありますが、予算現額295億8436万余円に対しまして、決算額は、歳入が296億732万余円、歳出が294億1719万余円となり、歳入歳出差引き1億9012万余円の実質収支額となりました。
次に、後期高齢者医療特別会計でありますが、予算現額33億1566万余円に対しまして、決算額は、歳入が33億6605万余円、歳出が32億6165万余円となり、歳入歳出差引き1億440万余円の実質収支額となりました。
なお、特別会計のうち、下水道
事業特別会計及び農業集落排水
事業特別会計につきましては、令和2年4月1日から地方公営企業法の財務規定を適用し、公営企業会計へ移行したことにより、令和2年3月31日をもって出納を閉鎖しておりますことを申し添えます。
最後に、各財産区特別会計でありますが、いずれも円滑な財産区運営を目標に予算編成し、執行したものであります。
以上、令和元
年度青森市
一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算の概要を御説明申し上げましたが、慎重御審議の上、御認定を賜りますようお願い申し上げます。
29
◯議長(
長谷川章悦君) 次に、令和元
年度青森市病院
事業会計決算について説明を求めます。市民病院事務局長。
〔市民病院事務局長岸田耕司君登壇〕
30 ◯市民病院事務局長(岸田耕司君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)本議会に提案いたしました令和元
年度青森市病院
事業会計決算について、その概要を御説明申し上げたいと存じます。
青森市民病院の令和元年度の主な取組内容につきましては、産科病棟の療養環境の向上を図るため、プライバシーに配慮した病室へのリニューアルや当院で出産された方へのお祝い膳、胎児超音波画像の提供を行うとともに、医療法人芙蓉会と医療機能連携協定を締結し、精神的ケアサポートチームを派遣していただくことで、入院患者さんの精神的ケアの充実を図ったところです。また、平成30年度に実施した特室のリフォームに伴う室料の料金改定や文書料金の改定を行うとともに、新たな診療報酬加算の取得、ベンチマークシステムを活用した薬品や診療材料のコスト節減などに取り組んできたところです。
次に、
青森市立浪岡病院の令和元年度の主な取組内容につきましては、在宅療養支援病院として、在宅医療の支援に注力するとともに、令和3年5月の新病院開院を目指し、令和2年2月に新築工事に着手したところです。また、平成31年2月に
青森市と株式会社フィリップス・ジャパンとの連携協定によるヘルステックを核とした健康まちづくりプロジェクトとして、令和2年度から浪岡地区において実施するモビリティを活用した予防サービス
事業及びIoTを活用したみまもりサービス
事業について、その円滑な
事業実施に向け、実証プログラムを行ったところです。
それでは、令和元年度の決算概要について御説明申し上げます。
青森市病院
事業会計決算は、
青森市民病院と
青森市立浪岡病院の連結決算となっておりますが、まず、それぞれの病院ごとに御説明申し上げ、最後に、
青森市病院
事業会計全体の決算概要を御説明申し上げます。
最初に、
青森市民病院の工事概況について御説明申し上げます。
病院施設につきましては、冷房・空調設備に係るチラー機器更新工事や冷却塔更新工事等を行い、適切な施設機能の維持に努めるとともに、医療機器につきましても、総合医療情報システムや全身用X線CT撮影装置の更新等を行い、医療水準の維持向上に努めてまいりました。
次に、
青森市民病院の診療状況について御説明申し上げます。
入院延べ患者数は前年度に比較し2714人増加し、率にして2.4%増の11万4145人で、病床
利用率は67.9%となりました。また、外来延べ患者数は前年度に比較し212人増加し、率にして0.1%増の18万6798人となりました。
次に、
青森市民病院の財政状況について御説明申し上げます。
事業収益は、患者数が入院、外来とも増加したことにより医業収益は増加したものの、医業費用を賄うことができないことなどに伴う
一般会計からの
繰入金による特別利益の増加により、前年度に比較し1.5%増の103億5201万余円となりました。一方、
事業費用は、材料費は減少したものの、給与費や資産減耗費等の増加により、前年度に比較し2.5%増の107億2831万余円となり、この結果、3億7629万余円の当年度純損失を計上することとなりました。
それでは、この内容を損益計算書により御説明申し上げます。
まず、医業収益は、89億8681万余円、これに対する医業費用は、102億3817万余円、差引き医業損失は、12億5135万余円となりました。これに医業外収益及び高等看護学院
事業収益の合計額9億286万余円を加え、医業外費用及び高等看護学院
事業費用の合計額4億9012万余円を差し引き、経常損失は、8億3861万余円となりました。また、これに特別利益4億6233万余円を加え、これから特別損失2万余円を差し引いた当年度純損失は、3億7629万余円となった次第であります。
次に、貸借対照表について御説明申し上げます。
資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は、95億2111万余円となりました。負債の部といたしましては、固定負債及び流動負債並びに繰延べ収益を合わせた負債合計は、98億7467万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計は、マイナス3億5355万余円となり、負債資本合計は、95億2111万余円となった次第であります。
以上が令和元年度における
青森市民病院の決算概要であります。
次に、
青森市立浪岡病院の工事概況について御説明申し上げます。
新病院の建て替え
事業につきましては、新病院の実施設計や精神神経科病棟等の解体工事を行ったほか、新築工事、機械設備工事及び電気設備工事の契約を締結し、新築工事に着手するなど、新病院の建て替え
事業を着実に進めるとともに、医療機器につきましても、心電図等を計測するホルタ記録器の更新などにより、医療水準の維持向上に努めてまいりました。
次に、
青森市立浪岡病院の診療状況について御説明申し上げます。
入院延べ患者数は前年度に比較し1513人増加し、率にして25.4%増の7460人で、病床
利用率は58.2%となりました。また、外来延べ患者数は前年度に比較し4159人減少し、率にして11.7%減の3万1526人となりました。
次に、
青森市立浪岡病院の財政状況について御説明申し上げます。
事業収益は、入院患者数の増加に伴い医業収益は増加したものの、医業費用を賄うことができないこと及び新病院開院に向けて、過去の累積資金不足額を清算するための
一般会計からの
繰入金による特別利益の増加により、前年度に比較し30.6%増の14億6229万余円となりました。一方、
事業費用は、給与費や材料費の減少等により、前年度に比較し24.9%減の8億6026万余円となり、この結果、6億202万余円の当年度純利益を計上することとなりました。
それでは、この内容を損益計算書により御説明申し上げます。
まず、医業収益は、5億6770万余円、これに対する医業費用は、8億3632万余円、差引き医業損失は、2億6861万余円となりました。これに医業外収益9117万余円を加え、医業外費用2371万余円を差し引き、経常損失は、2億115万余円となりました。また、これに特別利益8億340万余円を加え、これから特別損失22万余円を差し引いた当年度純利益は、6億202万余円となった次第であります。
次に、貸借対照表について御説明申し上げます。
資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は、8億6710万余円となりました。負債の部といたしましては、固定負債及び流動負債並びに繰延べ収益を合わせた負債合計は、10億7037万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計は、マイナス2億326万余円となり、負債資本合計は、8億6710万余円となった次第であります。
以上が令和元年度における
青森市立浪岡病院の決算概要であります。
次に、
青森市病院
事業会計全体の決算概要を御説明申し上げます。
損益計算書につきまして、
青森市病院
事業会計全体の当年度純利益は、2億2572万余円となりました。
次に、貸借対照表につきまして、資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は、103億8822万余円となりました。負債の部といたしましては、固定負債及び流動負債並びに繰延べ収益を合わせた負債合計は、109億4504万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計は、マイナス5億5682万余円となり、負債資本合計は、103億8822万余円となった次第であります。
なお、令和元年度の資金不足比率は17.4%となり、前年度に比較し1.7ポイント改善したところであります。
最後に、
青森市民病院においては、今年度、災害拠点病院として災害時のライフラインの維持と確保等を図るため、既設の井戸からくみ上げた地下水を高度浄水処理する設備を整備するとともに、地域医療支援病院として地域の診療所などの後方支援や相談機能の充実を図るため、入退院支援機能、患者支援機能などを地域医療連携室に統合し、体制を強化したところであり、集患対策などの
経営改善につなげてまいりたいと考えております。
また、
青森市立浪岡病院においても、今年度3月には新病院新築工事の完了が予定されているほか、在宅療養支援病院としてかかりつけ医機能の強化及び在宅医療提供体制の強化を図りながら地域に密着した病院としての役割のほか、地域包括ケアシステムの中核としての役割も果たしてまいりたいと考えております。
今年度におきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う患者数の大幅な減少により病院経営が厳しさを増しているところではありますが、
青森市民病院及び
青森市立浪岡病院が相互に連携を図りながら地域の基幹的役割を担う病院としての責務を果たしてまいります。
以上、令和元
年度青森市病院
事業会計決算の概要について御説明申し上げましたが、慎重御審議の上、御認定を賜りますようお願い申し上げます。
31
◯議長(
長谷川章悦君) 次に、令和元
年度青森市水道
事業会計剰余金の処分及び同会計決算並びに令和元
年度青森市
自動車運送事業会計決算について説明を求めます。企業局長。
〔企業局長中川覚君登壇〕
32 ◯企業局長(中川覚君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)本議会に提案いたしました令和元
年度青森市水道
事業会計剰余金の処分及び同会計決算並びに
青森市
自動車運送事業会計決算について、その概要を御説明申し上げたいと存じます。
初めに、水道
事業会計剰余金の処分について御説明申し上げます。
このことにつきましては、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき、減債積立金を使用して企業債を償還した後に戻し入れた未処分利益剰余金の取扱いについて、議会の議決を要するものであります。このことから、未処分利益剰余金5億5062万余円を資本金へ組み入れようとするため御提案するものであります。
続きまして、水道
事業会計決算について御説明申し上げます。
令和元年度は、「
青森市水道経営プラン(2019~2028)」の初年度として、安定した給水の確保のための漏水防止対策、良質でおいしい水の供給のための横内浄水場における水質検査環境の整備、災害に強い水道の構築のための管路の耐震化などの取組を進めました。今後におきましても、市民生活や
社会経済活動を支えるライフラインとしての役割を果たすべく、効果的・効率的な事業運営を図り、地域社会の福祉の増進と真の豊かさを実感できる良質で快適な生活環境を将来にわたって支え続けられるよう、本市水道システムの強化に取り組んでまいります。
それでは、令和元年度の決算の概要から御説明申し上げます。
まず、給水状況について御説明いたします。
令和元年度末の給水人口は27万8076人で、前年度に比較し1.1%減少し、計画給水区域内の普及率は99.8%となりました。年間配水量は前年度に比較し1.6%減の3198万7694立方メートル、そのうち有収水量は前年度に比較し0.9%減の2826万1567立方メートル、また、有収率は前年度に比較し0.7ポイント増の88.4%となりました。
次に、工事の概況について御説明いたします。
令和元年度の建設改良
事業では、老朽管の更新及び基幹管路の耐震化等として、延長1万4799メートルの配水管を布設いたしました。また、老朽化した横内浄水場の北系沈殿池を更新するために3か年計画で行った沈殿池の本体築造工事が、当年度で完成いたしました。さらに、災害時に備え、老朽化した堤川浄水場の発電機及び受変電設備を更新するため、2か年計画の工事に着手いたしました。
次に、財政状況について御説明いたします。
事業収益は、水需要の減少に伴い水道料金収入が減少したことなどにより、前年度に比較し0.4%減の58億9845万余円となりました。一方、
事業費用は、職員給与費が減少したものの、維持修繕費や資産減耗費が増加したことなどにより、前年度に比較し0.2%増の53億8179万余円となりました。その結果、5億1666万余円の当年度純利益を計上することとなりました。
それでは、この内容を損益計算書によって御説明いたします。
まず、営業収益は、56億5717万余円、これに対する営業費用は、51億2299万余円となり、差引き営業利益は、5億3417万余円となりました。これに営業外収益2億4128万余円を加え、営業外費用2億5155万余円を差し引いた経常利益は、5億2390万余円となりました。また、これから特別損失724万余円を差し引いた当年度純利益は、5億1666万余円となりました。この当年度純利益の処分につきましては、
青森市公営企業の設置等に関する条例第11条第1項の規定に基づき、減債積立金へ全額積み立てることといたしました。
次に、貸借対照表について御説明いたします。
資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は、557億4391万余円となりました。負債の部といたしましては、固定負債、流動負債及び繰延べ収益を合わせた負債合計は、233億8233万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計は、323億6158万余円となり、負債資本合計は、557億4391万余円となりました。また、剰余金の処分については、先ほど御説明申し上げましたとおり、減債積立金を使用して企業債を償還した後に戻し入れた未処分利益剰余金5億5062万余円を資本金へ組み入れようとするものであります。
以上が令和元
年度青森市水道
事業会計決算等の概要でありますが、今後も、経営の健全化・効率化に一層努め、将来にわたって市民の生命と暮らしを守り、
社会経済活動の維持発展に寄与してまいりたいと考えております。
次に、
自動車運送事業会計決算について御説明申し上げます。
令和元年度は、「
青森市交通
事業経営改善計画~チャレンジプラン2017~」に基づき、雪国としての地域特性を踏まえ、冬期間の通勤・通学便等の強化や定時性の向上を図るため、夏ダイヤ・冬ダイヤの2シーズン制のダイヤの実施や、分かりやすくバス路線・系統を案内するための路線名の簡素化及び系統ナンバリングの導入、ホームページでのバス停時刻表検索の機能を拡充したWeb時刻表の運用開始など、新たな取組を進めました。今後におきましても、公共交通機関としての使命をより一層果たすべく、市のまちづくり施策と連携し、
経営改善の取組に挑戦してまいります。
それでは、令和元年度決算の概要について御説明申し上げます。
事業の概況につきましては、2シーズン制ダイヤを実施するなど、利用者ニーズに沿ったダイヤ編成に努めるとともに、前年度から継続して実験運行を4路線で実施し、夏ダイヤは、実験運行を含めて40路線、138ダイヤ、冬ダイヤは、実験運行を本格運行へ移行し、40路線、147ダイヤで運行を行いました。また、障害者や高齢者など、バスの乗降に不安を抱える方々が安心してバスを利用できるよう、バス車両の更新に合わせ、
バリアフリー対応の大型ノンステップバス7両を購入したほか、バス利用者を雨風や雪から守るため、バスまち空間向上
事業として、待合所22か所の整備・改修等を継続して実施いたしました。輸送実績でありますが、総走行キロ数は、前年度に比較し1万3425.9キロメートル減の390万7051.7キロメートルで、輸送人員は、前年度に比較し31万6921人減の706万4761人となりました。
次に、財政状況について御説明いたします。
事業収益は、記録的な暖冬少雪による冬期間の輸送人員の減などに伴い乗車料収入が減少したことなどから、前年度に比較し2880万余円減の22億2556万余円となりました。一方、
事業費用は、退職給付引当金の増による職員給与費の増加及び修繕費の増加などに伴い、前年度に比較し4616万余円増の23億6026万余円となりました。その結果、1億3469万余円の当年度純損失を計上することとなりました。
それでは、この内容を損益計算書によって御説明いたします。
まず、営業収益は、17億5536万余円、これに対する営業費用は、23億3301万余円となり、差引き営業損失は、5億7765万余円となりました。これに営業外収益3億5459万余円を加え、営業外費用2724万余円を差し引いた経常損失は、2億5029万余円となりました。また、これに特別利益1億1560万余円を加えた当年度純損失は、1億3469万余円となりました。この結果、前年度繰越欠損金20億9842万余円に、当年度純損失を加えた令和元年度未処理欠損金は、22億3312万余円となりました。
次に、貸借対照表について御説明いたします。
資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は、24億1205万余円となりました。負債の部といたしましては、固定負債、流動負債及び繰延べ収益を合わせた負債合計は、32億3123万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計は、マイナス8億1918万余円となり、負債資本合計は、24億1205万余円となりました。なお、令和元年度は資金不足比率が9.9%となりました。
以上が令和元
年度青森市
自動車運送事業会計決算の概要でございます。
バス
事業につきましては、今後も厳しい経営環境が続くことが懸念されることから、交通部の使命であります輸送の安全確保を徹底しつつ、安全・安心・快適に利用できる市民の足としての役割を果たしていくため、
経営改善計画を着実に実行し、さらなる経営努力を行ってまいります。
以上、令和元
年度青森市水道
事業会計剰余金の処分及び同会計決算並びに
青森市
自動車運送事業会計決算の概要について御説明申し上げましたが、慎重御審議の上、御議決及び御認定を賜りますようお願い申し上げます。
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日程第23 報告第31号 継続費精算報告について ~
日程第28 報告第36号 公立大学法人
青森公立大学の令和元年度に係る業務の実績に関する評価の報告
について
日程第29 青市教委総報告第1号 令和2
年度青森市教育
委員会事務の管理及び執行の状況の点検及び
評価報告書
日程第30 青市監報告第217号 定期監査報告 ~
日程第32 青市監報告第219号 例月出納検査報告(企業会計分)
33
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第23報告第31号「継続費精算報告について」から日程第32青市監報告第219号「例月出納検査報告」までの計10件については、配付いたしております報告書のとおり報告がありました。
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